【2017年に感謝をこめて。どうぞ良いお年をお迎えください】

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2017年もあと数時間で終わろうとしています。
一年は本当にあっという間で、その感覚が年を重ねるごとに増していくことを驚きと共に
実感しています。

クラニオセイクラルセラピストとして、そして一人の人間として、今年最後のセッションは
昨日の母へのセッションでした。
父が亡くなってからというもの、こんなに穏やかな年の暮は、今年が初めてです。

私の父は大晦日に60年の生涯を終えました。父の闘病生活だけでなく、前日まで病院で
仕事をし、職務を全うした父を支えた母は、23回忌を終えた今でもこの時期になると
父との日々を思い出し、必ずといっていいほど毎年不調になります。
一昨年の暮れには「救急車を呼ぼうか」というかなり危機的な状況になり、私も少々動揺しました。

私がセラピストとなり、クラニオセイクラルセラピーを学び始めた大きなきっかけの
一つは、私も含めて家族の病気や不調、そして父の壮絶な闘病と看病といった経験を通じて
「大事な家族、自分のかけがえのない人が窮地に立ったとき、私自身が何をすべきか、
どのように落ち着いて対処すべきか、」その答えを探すと共に、自分に自信を持ちたかったから
だったのだと思います。

BCST(クラニオセイクラルセラピスト)のディプロマを取得し本格的に活動を始め4年が
経ち、毎回のセッションの度に『二度と再びない、今この瞬間のセッション』と真剣に
向き合わさせて頂くと同時に、私の中にようやく「何があっても大丈夫なのだ」という
クライアントさんの生命に対して、そして自分自身に対して信頼を感じられるようになりました。

そして今年は、ハードに働いていらっしゃる【エグゼクティブ、ビジネスパーソン向けの
マインドフルネス講座~気持ちを鎮め、思考を整えるための瞑想活用方法】
青山の某ビジネス系のインスティチュートの代表の方からのご依頼で、講師をさせていただきました。

『ストレスに晒されるような状況であっても、あらゆる場面で心の落ち着きを取り戻す』
ということは、私たちのあり方にとって、とても大切なことです。
と同時に、とても難しいことでもあります。
何かにチャレンジする場合、ストレスにさらされて仕事をしている場合などは、
人は攻めの姿勢になり(この場合は交感神経が優位になっています)
行動を起こすわけですから『落ち着く』という
副交換神経が優位になる状態ですので、ある意味真逆な訳です。

ビジネスの世界でハードに働いていらっしゃる方、
ご自分の身体を労わる時間が忙しくて持てない方
そういう方々に、ほんの少しゆっくりと呼吸をして自分自身の時間を持って頂くこと
を目的とした【マインドフルネス講座】の開催は、コンテンツや資料の作成から
時間配分、セラピーを体験したことがない方々へどのように提供するか 
という根本的な事柄も含めて、私のとても大きなチャレンジでしたが、
得たこと、気づけたこともまた大きかったです。

普段忙しく働きストレスにさらされ、ずっと心身ともに緊張している状態が続いていると
それはご自分にとっては普通の状態になっているのですね。

【本当に身体も心もリラックスしてホッとしている状態】を感じたこと、経験したことがない
ので、どうやったら自分の体がほぐれ、ほどけて安心できる状態になるかわからない・・・
ずっと走りっぱなしで懸命に仕事に没頭してこられた男性だけでなく、男性社会で男性並みに
働いていらっしゃる女性にも当てはまり、忙しく働いていらっしゃる方にこそ、気持ちを静めて
落ち着いていくことが、仕事の上でもまた私生活を充実させる上でも大事なことなのだ
と実感し、マインドフルネスの必要性もまた痛感しました。

また、お仕事を懸命にする日常生活から卒業され、あらたにご自分と向き合い、
ご自分らしい人生を歩み始められた方々との出会いや再会があった年でもありました。

冒頭の写真は、10年ぶりに今年再会した以前の職場でお世話になった方を訪ね、
11月に鎌倉を案内していただいた時、稲村ヶ崎のレストラン前で撮影した
鎌倉・江ノ島の海と富士山です。
鎌倉在住40年間の中でも、この日のような快晴で美しい富士山を見ることができる日は
初めてと伺いました。
私も壮大な景色の中で自然に癒され、ゆったりとした楽しい時間をひさしぶりに
満喫させていただきました。

青山のビジネス系のインスティチュートでの【エグゼクティブ、ビジネスパーソン向けの
マインドフルネス講座~気持ちを鎮め、思考を整えるための瞑想活用方法】

で今年得た経験を元に、2018年はより多くの必要とされている方々に提供していけたらと
思っております。

今年はなかなかブログを更新することができませんでしたので、大晦日に2017年を振り返り
長文となってしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。

そして、今年ご縁をいただいた皆様々に心から感謝をこめて・・
どうもありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。